BL
R-18


人物

怜治 受け。
仁史 攻め。


 朝の満員電車の中。

怜治「あんたが遅れた所為で……これだぞ」

仁史「わりぃ…」

怜治「なんでそんなに夜遅くまで起きてられるかなぁ、まったく…」

仁史「だってよぉ」

怜治「だってよぉじゃなぁぁぁいぃ」

仁史「だってよぉぉ」

怜治「…………もぅいいよ」

仁史「うん」

 怜治の太腿に、仁史の手が当たる。

怜治「…………な゛っ」

仁史「どうかしたか?」

怜治「い、いや………」

怜治(な………なんだこれ…触れただけ……………か……?)

仁史「大丈夫?」

怜治「あ、あぁ……」

怜治(……っ…なんでそんなに触るわけぇ)

怜治「………ぅ…」

仁史「そういえば、今日はテストがどーたらこーたらって言ってたなぁ」

怜治「そ…そうだったな」

仁史「やべぇ……勉強してねぇし」

怜治(手が上がってきて………気持ち悪いぃ)

仁史「なぁ、怜治?」

怜治「な……なに?」

 仁史の顔が怜治に近づき、

怜治(な、なに?)

仁史「触られてちょっと感じてるの?」

怜治「はぁっ?」

仁史「こういうの好きそうだよな、お前」

怜治(よくわからねーっ……い、いやっ馬鹿かっこの変態っ)

怜治「ぃ………仁史……やめっ」

仁史「やめたら……俺………泣く」

怜治「なんでだよ………い、いいから…やめ………ん…」

仁史「ちょっとは期待してた?」

怜治「何をだよ……やっ………あほぉ………………んっ」

仁史「なんでそんなに嫌がるんだよ」

怜治「なんでって………そ、それ…ぐらい…………」

仁史「怜治?」

怜治「な…なに………」

仁史「顔、赤いぞ」

 仁史の手が怜治の器官に触れる。

怜治「ぅく……ひ…仁史………」

 怜治をドアに押し付け、

仁史「ちょっと興奮してる?」

怜治「してな……ぅ……」

怜治(声が出るだろぉっ)

怜治「ん……んん………」

 後ろから怜治の耳を舐め上げる。

怜治「いぅっ……な………なにして…」

仁史「ちょっと面白いかも」

怜治「お…面白くなんか………ぁあ…はぁ………うぅ…」

仁史「学校いったら、勉強教えてくれよな」

怜治「そ…そんなこと………」

仁史「それから……あれ? ちょっと大きくなってない?」

怜治「っっっ!? ば…馬鹿ぁ………」

怜治(あぁっもぅやだぁ……)

怜治「ん……ん………」

仁史「どうしようか……ここでイッたら…後の処理が大変だもんな」

怜治「………っ…はぁ…はぁ……」

仁史「もうちょっとで着くな」

怜治「や……やめ………」

仁史「……やめとくか」

怜治「ぅ…」

仁史「何?」

怜治「な………早く…離れろ………」

仁史「はいはい」

 怜治が離れる。

仁史「これでいいか?」

怜治「な、何考えてんだ、お前はぁっ」

仁史「昨日見たテレビの真似」

怜治「どあほっ」

 電車が止まり、二人は降りる。

怜治「なにがテレビの真似だよっ恥ずかしいだろーがぁっ」

仁史「だよなぁ…あんなに顔真っ赤にさせてたしな」

怜治「もぅ、お前とは一緒に乗らねーからなっ」

仁史「えー」

怜治「えーじゃないっ!」

怜治(でもちょっと………………って、違う!?)

怜治「もういいっ」

仁史「あ、おいっ俺を置いていくなよっ!?」

怜治「お前なんて知るかっ!馬鹿っ」


   FIN.